» 2013 » 2月のブログ記事

どうも、お久しぶりです、法学部の畠山亮です。

振り返ってみると、私が「法学部ブログ、スタート!」と書いたのは、昨年の5月7日でした。
それから、もう9ヶ月が経ってしまったという…。
この間、多忙を言い訳に離れていた、ということも否定はしきれませんが、、、
しかし、ただ手をこまねいていたわけではありません!

法学部のいろいろなイベントなどについて、教務課の方に書きつないでいただいている間に、
他面で、広報体制の充実化、
特に法学部生をガッツリ巻き込んだ形での広報体制の構築に取り組んでまいりました。
そしてこのたび、ようやくそれが新たな一歩を踏み出す、その目処が立ちましたので、
これを機会に、このブログも本格的に再始動することにしたい、
ということで、その宣言も兼ねて、久しぶりの更新とさせていただくこととした次第です。

今後、このブログは、龍谷大学法学部の多くの教員・職員・学生が、
気取らず、型にとらわれず、様々な事柄について、様々な視点から、様々な形式で語る、
そんな場になって行くものと思います。
その先駆けとして今日は、法学部の教員である私のここ数日~今について、
ざっくばらんに書かせていただきます。

2月12日と13日は、龍谷大学のB日程・センター中期の入試の日でした。
私は、三重県の津会場を担当し、取り仕切ってまいりました。
取り仕切ったと言っても名ばかりで、その実、職員の方・派遣の方などのご尽力にて、
無事に二日間を終えることができた次第です。
龍谷大学に入りたいと思って真剣に挑んでくれている、
そんな受験生の皆さんに我々が応える術は、環境を整えることだけですので、
皆さんが試験に集中できる状況を現出できたことを、何より嬉しく思います。
結果はもちろんまだ分かりませんが、全力を出せたなら幸いです。
本部に引き籠っていたので会えなかった私と会える春の到来を、体調に気を付けてお待ちください。

さて、お陰様で入試の場では表に出ずに済んだ私が、ここしばらく格闘を続けていたのは、
採点作業であります。
学生の皆さんにとって試験は大変なものでしょうが、教員にとっても大変なものであり、
試験期間はあっという間に終われども、その後に追われ続けるのが教員なのです。
例年以上の多忙のため、なかなか捗らず、
しかし、学生の「本気」を受け止めるには、こちらも「本気」で立ち向かう必要があるわけで、
全力を尽くして、ようやくこれを終えることができました。
その結果は、、、3月の成績配布をお待ちください(笑)。

こうして、一つの大仕事が完了したわけですが、
これでお仕事から解放されたわけではありません。
その他、今の私がごく近いところで抱えている仕事として、
・論文の校正
・以前執筆した教科書の校訂とその打ち合わせ
・授業改善のためのプロジェクトの報告書の作成
・龍谷大学の新ブランドを広めて行くためのプロジェクトの会議
・そして、本格的に始動する「法学部学生広報スタッフ(仮)」の立ち上げのための会議
これらが、この一週間で全部やって来ます。無理ですね。

これは別に、「忙しさ自慢」をしたいわけではなく、
これくらいは、どの先生も同じくらい抱えている、ということ、
つまり、「週に数回講義をやったら終り」「春休み・夏休みは2ヶ月以上遊び放題」
などと思われがちな大学教員ですが、
実は、講義も試験も終った春休みも、こんな感じで働いているという、
そんな教員の春休みの実態の一端をお知らせしよう、と思ったわけです。

では、なぜ今、このことをお知らせしようと思ったのか?
それは、、、

朝6時起きで三重県・津にて入試を行い、
それがつつがなく終ったにもかかわらず、
丹波橋で京阪に乗り換え、そのまま研究室に直行してしまった、
そんな仕事漬けの一法学部教員の悲しみが衝動となったのかもしれません…。

そ、それはともかく、このブログでは、大学の先生らしい真面目な、専門的な話はもちろん、
なかなか知る機会が無い、龍谷大学法学部教員の日常なども、
こんな風に、リアルにお伝えして行ければいいな、と思っています。
少しずつ、新しい広報体制に沿って、いろいろと発信して行きたいと思いますので、
今後もぜひお楽しみに!

みなさん、こんにちは。法学部の玄守道です。

今回は、2012年12月11日に、韓国から東国大学法学部教授朴秉植(パク・ピョンシク)先生をお招きして「韓国と日本の死刑」と題して講演会を開催しましたので、ご報告いたします。

まず、講師の朴先生について簡単に紹介いたします。朴先生は、1983年に渡日され、明治大学大学院に入学、93年に帰国、龍仁大学教授を経て、現在は東国大学法学部教授です。国家青少年委員会委員、韓国法務保護福祉公団理事、警察庁成果評価委員長などとして活躍されています。

次に、今回の講演会の趣旨ですが、それは次の通りです。ドイツをモデルとする同じような刑法典をもつ両国でありますが、韓国では、97年12月に23人の死刑が一挙に執行されて以来、約15年、死刑が執行されておらず、国際的には「事実上の死刑廃止国」とされています。また、死刑確定舎についても更生に向けての処遇がなされており、被害者遺族への支援にも取り組んでいます。これに対して、日本は、アメリカとともに近代的な民主国家では稀有の「存置国」であります。そこで、死刑をめぐる両国の違いについて考えてみようというのが今回の講演の趣旨でした。

朴先生は、この度、インパクト出版会から『死刑を止めた国・韓国』を出版されることになり、出版記念会のために来日されることになりました。東国大学および朴教授とは、本学大学院法学研究科の院生が東国大学に留学し、朴先生の下で学ぶなど、いろいろなかたちで交流をさせていただいており、このような縁から、今回の来日に際し、是非、本学でもお話ししていただきたいとお願いして、このような企画が実現した次第です。

当日は、朝9時からの講演であったのですが、朴先生はパワーポイントを使い、堪能な日本語で非常にわかりやすく韓国の死刑制度にまつわる状況についてお話しいただきました。また、朝早かったにもかかわらず、多くの学生が集まり、朴先生の話を熱心に聞き、講演後の質疑応答では非常に活発な議論がなされ、講演会としては大成功に終わりました。

当日、司会を務めていただいた本学法科大学院教授石塚伸一先生や手助けしていただいた院生さん、また講演準備をしていただいた事務の石井さんに心よりお礼申し上げます。

 

受験生の皆さん、A日程入試の受験、お疲れ様でした!

皆さんが合格され、4月に龍谷大学法学部生になられる日を心待ちにしています!

2学期の定期試験が先日、終わりました。

皆さん、手応えはいかがですか?

とにもかくにも、定期試験お疲れさまでした!