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中東諸国研究訪問とセミナー

濱中 新吾 更新日: 2024年02月19日

2月7日から16日の日程で、トルコのアンカラ、カタールのドーハ、アラブ首長国連邦のアブダビを訪問しました。アンカラでは中東工科大学国際関係学科にて研究セミナーを開いていただき、研究報告をしてきました。

2月2日(金)13時より和顔館202教室で政治学系合同報告会が開催されました。瀬畑源先生(日本政治史)に統括していただき、川﨑・渡辺ゼミ、橋口ゼミ、濱中ゼミ、松尾ゼミ、瀬畑ゼミに属する3回生および2回生によって報告と質疑応答が行われました。4回生と大学院生の有志に運営補助をしていただきました。

2022年度に大学院法学研究科修士課程を修了した谷実結さんと指導教員だった濱中新吾教授との共著論文が日本中東学会の査読付き学術雑誌『日本中東学会年報』39巻1号に掲載されました。

HAMANAKA, Shingo and TANI Miyui (2023) “State Reconstruction, Political Actors, and Expectation of Syrians Regarding Development Assistance from Foreign Countries.” Annals of Japan Association for Middle East Studies 39(1): 1-22.

【WS開催報告】2022年12月28日、14〜18時の日程で、下記のとおりワークショップ(WS)を開催いたしました。WSには東京外大の高岡先生の他、龍谷大学法学研究科の院生と立命館大学国際関係学研究科の院生、計6名が出席しました。
「現代中東政治研究ワークショップ」
主催:科研費基盤研究(A)「中東諸国民の政策選好と統治の正当性」(代表・濱中新吾)
共催:立命館大学中東・イスラーム研究センター
場所:龍谷大学深草校舎・紫英館2階 第3共同研究室
・髙岡豊(東京外国語大学研究員)「『シリア紛争と民兵(仮)』晃洋書房刊の執筆構想」
・谷実結(龍谷大学法学研究科修士課程)「権威主義下シリアの国家再建像:統治主体の差異を通じた比較研究」
・米田優作(立命館大学国際関係研究科博士課程)「地域研究としてのサラフィー主義研究に向けて:2022年度エジプト現地調査を踏まえた今後の展望」

2023年1月7日、政治学系ゼミ合同報告会が3年ぶりに対面で開催されました。参加ゼミは瀬畑ゼミ、濱中ゼミ、橋口ゼミ、渡辺ゼミ、松尾ゼミでした。

瀬畑先生のごあいさつ瀬畑先生のご挨拶

瀬畑ゼミの報告瀬畑ゼミの報告

濱中ゼミの報告濱中ゼミの報告

橋口ゼミの報告橋口ゼミの報告

渡辺ゼミの報告渡辺ゼミの報告

松尾ゼミの報告松尾ゼミの報告

会場の様子

質問の様子

質問の様子

ミネルヴァ書房から、浜中新吾編著『イスラエル・パレスチナ』がシリーズ「中東政治研究の最前線」3巻として公刊されます。

https://www.minervashobo.co.jp/book/b524614.html

龍谷大学社会科学研究所叢書第130巻『中東諸国民の国際秩序観』(浜中新吾・青山弘之・髙岡豊編著、晃洋書房、2020年)が公刊されました。

晃洋書房関連ホームページ

 

シリア難民問題国際会議

濱中 新吾 更新日: 2019年09月06日

アルメニアの首都エレバンにある科学アカデミーにて、9月2日に「シリア難民問題国際会議」が開かれました。エレバン国立大学のLilit Harutyunyan准教授がオーガナイズしてくださり、科学アカデミーの研究者が3名が報告されました。日本からは錦田愛子准教授(慶應義塾大)、髙岡豊主席研究員(中東調査会)、そして浜中が報告しました。

 2019年6月19日、3講時と4講時を使い、法政アクティブリサーチの合同報告会が実施されました。非受講生の参加者は1・2回生を中心に集まり、担当されていない先生方にもご出席いただきました。
 合同報告会では各クラスの報告をそれぞれ20分で行いました。その後、入澤崇学長にご登壇いただき、ご講演をいただきました。
 合同報告会終了後は法学部教務課のご厚意で懇親会が開かれ、受講者には修了証が授与されました。

鈴木クラス「食品ロスに対する検討」
濱中クラス「パートナーシップ制度の現状と東京プライドパレード」
今川クラス「神戸タータン・ファッション物語」
牛尾クラス「長崎・佐賀における地域振興」
入澤崇学長によるご講演

一橋大学講師の瀬畑源先生にお越しいただき、「象徴天皇制とは何か」と題したご講演をしていただきました。明仁天皇(現・上皇)にフォーカスし「象徴としての天皇」に関するお話をいただきました。瀬畑先生、有り難うございました。

法学部の渡辺博明教授によるシドノスの論考「スウェーデンの主権者教育と政治参加」が発表されました。本学社会科学研究所・指定研究プロジェクトの成果の一部です。

スウェーデンの主権者教育と政治参加

立命館大学国際関係学部教授の末近浩太先生にお越しいただき、「中東政治の「理解」に向けて」と題したご講演をしていただきました。前半は研究方法論、後半はイスラーム主義概念の事例研究のお話しでした。末近先生、有り難うございました。

Yasar UniversityのAyselin Yidiz准教授のオーガナイズで、トルコー日本難民ワークショップにスピーカーとして招待されました。浜中の他、東京外国語大の錦田愛子先生、中東調査会の髙岡豊先生、アジア経済研究所の今井宏平先生が登壇されました。日本の状況を紹介しつつ、これまでの研究成果を報告し、意見交換しました。

トルコ南部の街、メルスィンでシリア難民の臨地調査をしました。難民の一人が自宅に招いてくれたので、屋内を撮影しました。

次年度にトルコ在住シリア難民調査を計画しているので、実査の委託先になるInfaktoのオフィスを訪問し、打ち合わせをしました。

本日はハイファ大学に知り合いの研究者を訪ねた。Yuval Feinstein博士はハイファ大学社会科学部の専任講師で、旗下集結効果(Rally round the flag effect)やEthno-nationalismをテーマに研究している新進気鋭の研究者である。私も同じ関心を持っているので、共同研究が可能なのではないかと考えて、ディスカッションをしに行った。幸い彼も私のアイデアに関心を持ってくれたので、共同研究は可能になるかもしれない。4月に科研費が取れれば、プロジェクトは大きく前進することだろう。

テルアビブにあるYizhak Rabin Centerに行ってきました。イツハク・ラビンは首相を務めた人物で、中東和平の一里塚であるオスロ合意を成立させました。しかし合意の2年後、イスラエル人によって暗殺されてしまいました。このセンターはラビンの人生に即して、イスラエルの歴史を追うことができる施設であり、非常にお勧めです。

Beit Berl CollegeのSigal Ben-Rafael Galanti先生からの招聘を受け、研究ワークショップに参加しました。このカレッジは複数の学部を有していますが、メインは教員養成機関です(日本の大学でいうところの教育学部)。通常イスラエルの初等・中等教育ではユダヤ人とアラブ人が別々に教育されています。しかし一部では二つの民族の生徒が同じ教室で共に学ぶ学校もあります。このカレッジはユダヤ人とアラブ人が共に学ぶ学校で教員をする学生向けに作られており、共生社会の実現を設置理念としています。学生の大半はイスラエル市民権を持ったアラブ人女性です。

 

イスラエルのテルアビブで国家安全保障と内政に関する調査研究をしています。

1月28日と29日にInstitute of National Security Studiesの第12回会議があったので、出席しました。