日本アフリカ学会創立50周年記念事業「アフリカ・トーク」

落合雄彦(Takehiko OCHIAI) 更新日: 2014年05月27日

日本アフリカ学会創立50周年記念事業「アフリカ・トーク」

私が所属しています日本アフリカ学会では、創立50周年記念事業の一環として、革新的なアフリカ研究の試み等に関するインタビュー番組「アフリカ・トーク」をネット上で公開しています。どうぞご覧ください。

①村尾るみ子『想像するアフリカ農民』
ゲストは村尾るみこさん(東京外国語大学)。『創造するアフリカ農民:紛争国周辺農村を生きる生計戦略』(昭和堂)について語ります。紛争に追われて隣国に移住した人々が、厳しい環境の中でたくましく生き抜く創造力に迫ります。

②特別取材 長田雅子「マンデラ逝去と南ア社会」
昨年末、南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領がなくなりました。南アだけでなく世界に大きな影響を与えたマンデラ。南アの民衆はその死をどのように受け止めているのか、南ア在住の長田さんにうかがいました。

長田さんが撮影したこちらの動画もどうぞ

③舩田クラーセンさやか「モザンビークと福島、そして私達」
東京外国語大学准教授の舩田クラーセンさやかさんに、人々の立場に立つアフリカ研究についてお話いただきます。舩田クラーセンさんは、調査地モザンビーク農民の訴えを受けて、日本のODAへの異議申立てを続けています。他方で福島原発の避難母子への支援活動にも関わっています。福島原発事故により、専門家の中立性・客観的研究という思い込みがあらためて問われるようになったと、舩田クラーセンさんは主張します。「だれの利益のために研究するか」を考えます。