現地調査の合間をぬって、ディストリクト・シックス博物館を訪問しました。ディストリクト・シックス(第6地区)は、アパルトヘイト時代の1960年代後半に白人専用地区に指定され、カラードなどが強制移住をさせられた地区です。1984年までに建物はほぼ破壊され、大部分が更地になりましたが、その後も開発がされませんでした。1994年の民主化後には地権者への返還が進んでいるらしいのですが、まだかなりが空き地になっています。この博物館からは、強制移住前の第6地区に住む人々の生活と活気が伝わってきます。